こてつばあちゃんの奮闘記

勇気と楽しい日々をお届けします

声掛けは「大丈夫?」「はい、大丈夫です」で会話を終わらせない

 「大丈夫と言う言葉を信じないで」というショッキングな題名の記事が読売新聞に載っていました。読んでみると、様子が気になり担任の先生が生徒に声をかけた時の答えが「大丈夫です」だったとのことで、先生は大丈夫なんだなと思っていたところ翌日にその生徒が自殺したというのです。

 

 声掛けする時につい「大丈夫?」と言ってしまうときは多いなと思います。だいたい相手も自分もそういうときの答えは「大丈夫です」なのではないだしょうか。「大丈夫じゃないのです。〇〇のことで困っていますので助けてください」と答える人はごくごくわずかなことでしょう。

 「今、どんなことを楽しんでいる?」とか「今、どうだったら楽しめると思う?」、「今、いやだなあと思っていることは何だろう?」、「学校で一番いやだなとか辛いなということはなんだろう?」といった具体的な声かけや、天気の話やニュースや芸能関係、マンガとかといった何でもない話や生徒の興味のありそうな話を振って、とにかく何か話を5分以上続けてみるのはどうでしょう。話を続けることで、人との繋がりを意識するきっかけになりはしないでしょうか?

 明日で夏休みが終わる学校も多いことでしょう。「大丈夫?」「はい、大丈夫です」で会話を終わらせないようにしたいものです。

 一人ひとりが、会話の中で「あなたのことを大切に思っているよ」「応援しているよ」「力になるよ」といったメッセージが込められるようにしていきたいですね。