こてつばあちゃんの奮闘記

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不思議な人間の心理 「ブロークン・ウィンドウズ」

 散らかっている場所はますますみんなで散らかし、きれいに片付いている場所はみんなが気を付けてきれいに保とうとする傾向がありますよね。

 「ブロークン・ウィンドウズ」(割れ窓)理論というスタンフォード大学の心理学者、フィリップ・ジンバルド教授によって提唱されたものだそうですが、これは、放置された車の窓を割っておくと、やがて他の窓もすべて壊されるというものだそうです。さらにその放置された車のある地域では軽犯罪を誘発し、挙句は治安維持が乱され環境悪化を生むことになるという考え方だそうです。因みに実験では放置した車の窓が壊されるまでは、何ら変化が見られなかったということです。ここから軽い違反や乱れを見逃していると、住民のモラルが低下し、環境の悪化や犯罪の多発に繋がるという考え方であるということです。

 

 ディズニーランドのパーク内はあれほど混雑しているにも関わらず、トラブルやゴミのポイ捨てすらほとんど見かけることがないのは周知のことですよね。これはパーク内のゴミはもちろん、ささいな傷もおろそかにせず、すぐに修繕しているのだそうです。これは「ブロークン・ウィンドウズ」(割れ窓)理論を利用して、来園する顧客のモラルやマナーが良いように方向づけているらしいのです。

 不思議な人間の心理ですよね。

 自分の意思でモラルやマナーをよくして生活したいものですね。