こてつばあちゃんの奮闘記

勇気と楽しい日々をお届けします

全てが自分の居場所だと実感してもらいたい

 大切な孫が、今とても苦しんでいます。まだ中学生ですが、生きているのがつらいと訴えています。どこにも自分の居場所がない、だれからも必要とされていない、自分は透明人間のようだ……と母親に話したというのです。

 

 ちょうど1、2日ほど私が落ち込んだころでした。

 特別な話をしたりするのではなく、ただ孫の側にいたいと思いました。ちょうど食事を作って一緒に食べたいなと思いましたので、娘宅の冷蔵庫にあるもので夕食を作ることにしました。孫に「作りに行ってもいいかな」と連絡すると「いいよ」とのことでしたので行ってきました。

 肉好きの孫なので生姜焼きを作り、ポテトサラダを作りました。ごぼうなどを入れた具沢山の味噌汁も作ってみました。たくさんのお肉もキャベツなどの野菜もおいしい、おいしいといいながら「お世辞じゃないよ」と笑っていました。

 

 食事をしながら「食事を作らせてくれてありがとうね。バアバはね、ここのところ落ち込んでいたんだよ。でもこうして食事を作って一緒に食べたらとっても元気になったよ。あなたのお陰だよ。本当にありがとう」と話しました。「毎日来てくれてもいいよ」と笑っていました。自然にでてきた笑顔に心がほぐれました。

 

 きょうも夕食を作ることになり、昨日よりずっと元気に「回鍋肉(ほいこうろう)」とリクエストしてくれ、食事中は母親にじゃれながらにこにこして食べてくれました。「笑顔がすてきだね。かわいいよ」という私に笑って応えてくれました。この笑顔を持ち続けてほしくて、今度は大好きなから揚げか、餃子を作りたいと思った今日でした。

 

 いつか、自分のいるところは全てが自分の居場所だと実感してもらいたいと願いながら、「おいしい」と言ってもらえて喜び元気になっている私がいることを孫に伝え続けようと思います。