余命宣告を聞きました
ケアマネを指名してくださった方の、今日明日から数週間という余命宣告を、ご家族と一緒に医師から受けました。それは緊張するというようなものではなく、辛くてその場にいられなくなるようなものでもなく……、ただただ必死に話の内容を理解しようとすることで精いっぱいの時間でした。医師はかなり力を込めて話してくださっているのが伝わってきました。それは淡々と話しているという感じではなく、一生懸命にこちらに理解してもらおうと話してくださっているのが分かったということです。何度も何度も繰り返し根気よく話をしてくださっていました。そしてあくまでもご本人とご家族の意思を尊重したいと話しておられました。こうした話をするのは医師も辛いことだろうと思われます。
ご家族はやはり理解できないようでしたので、私が補足すると理解してくださったようでした。理解はしても実感がないようで、私には何よりそれがむしろ救いに思えました。「奇跡を信じる」のがご本人やご家族、親しい人たちでありその信じる力が「奇跡を呼ぶ」のだと思うからです。
私は何をするのもぼーっとした感じで、立っているのも辛い感じになりながら帰ってきました。病室を見舞った時は3日前とは違ってかなり疲れて見えましたが、こんな宣告をされてしまうとは……。
苦しまれずに、少しでもお元気に過ごしていただきたいと願っています。