こてつばあちゃんの奮闘記

勇気と楽しい日々をお届けします

心の内を聴く

 障がいのある方の話を聴く機会を持っています。一対一で話をさせていただいて、それぞれの方の話を聴くのです。

 なかなか心を開いて思いを話せない方がおられます。話をする機会があっても通り一遍の聴き方では、話すことが難しいこともあるのでしょう。

 いつも困っていることはないですかと聞いているのですが「ないです」と笑顔で答えられるので問題がないと思っていました。と支援者の方が話してくださいました。

 私にだけは本当に困っていることをいつも話してくださるので、きょうはたっぷりと時間をとってありますとの支援者からの言葉があり、ありがたく思いながら話を聴かせていただきました。

 最初はやはり、特に今は困っていることはないという言葉から始まります。いろいろな視点から言葉かけをし、ご本人を信頼してポツリと呟くその一言をじーっと待ちます。その一言をすくいあげてご本人と一緒に考えていきます。支援者の思ってもみないお話を聴くことができ、ご本人の了解を得て支援者の方にご本人の困っていることを伝えることができました。