こてつばあちゃんの奮闘記

勇気と楽しい日々をお届けします

「死を覚悟」したときからの生

 フェイスブックでのグループワークで、1日10分以上本を読むことにして取り組んでいます。なんだかんだとあんなに1冊も読めないでいた私が、少しずつ確実に読むことができているのです。

 イヤ~、このワークはありがたいですね。自分で好きなことを選んで、勝手にやるのですが自分との約束なので続けられます。

 

 今読んでいるのは『〈死にざま〉の医学』永田勝太郎氏(千代田国際クリニック院長)の本なのですが、死生観について考えさせられます。これはがんの末期の死期に近づいた時期をどう生きるかについて書かれています。

 死期が近づいたと知ったとき、人は「死を覚悟」します。「やりたいこと」「やるべきこと」があると「死を覚悟」したところから生き始めることができ、充実した生き方ができるというのです。

 生きることを止めるのではなく、生きる道を探して命を全うすることができるということです。けれどもそれには、伴走する医師やスタッフ、家族の協力が必要になります。そうして生きることに寄り添ってくれる医療者との出会いが必要になるということですね。

 病者の意思に寄り添ってくれる医師が、少しでも多くいてくれることを願うばかりです。一般的には医師は忙しく、医学的見地からしか患者を診ることはないのかもしれませんね。永田医師は、こうしたガン末期の痛みなどに寄り添う、医療と人の心を診る専門家といえるのでしょう。