こてつばあちゃんの奮闘記

勇気と楽しい日々をお届けします

いじめられたことよりいじめた方が鮮明な記憶

 いじめられた経験のある人は、思いのほか多いような気がします。

 私は口唇裂もあったので、鼻の下に縫合した傷跡があり鼻は右側の中心の骨がないために右側がつぶれています。やはり顔の美醜でいろいろ言われたけれど、いじめられた思い出よりも小学生の時に男の子をいじめた記憶の方が鮮明です。昨年5月、私がいじめた男の子(今はおじいさん)に60年ぶりにクラス会で会い、何度も謝ったのだけれど、いじめられたことをずーっと恨まれていたようで、クラス会の席上で改めて「いじめられた」と発表され土下座をして詫びたのが新しい思い出になっています。

 

 このようにいじめられたと感じた人はずーっと嫌な思い出になっているのでしょう。私は嫌なことはすぐに忘れるという特異体質のようで、得しているのでしょうか……。泣くまで通せんぼされたり、下校時の道に蛇を置かれたり、雷(鼻の下に稲妻状の傷があるからかも)とか男づんぼ(男勝り)とかいつもいろいろ言われてはやし立てられたりしたけれど、あまり嫌な思い出にはなっていないのが不思議です。

 

 両親はじめ家族から可愛がられた記憶が多いですし、お友だちや教師の方々からもいい関係を保っていただけたからかも知れないなぁと感謝しています。また、生来の楽天的な性格も被害的な思いをしなくて済んでいるのかもしれません。娘は「お母さんは天然だから」と言いますがお褒めの言葉と受け取って喜んでいます。

 

  

ail:isshonokai@gmail.com  いっしょの会 代表 マスエ