こてつばあちゃんの奮闘記

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大林宣彦監督と宮北結僖先生

 今日の朝日新聞に、1ページを割いて「大林監督からの平和のバトン」と題した記事が載っていました。とても心に残る記事でしたので、記述しておこうと思います。 

 大林宣彦監督は4月10日にガンが原因で82歳で亡くなられました。大林監督は広島県の出身で、尾道を舞台にした映画「転校生」「時をかける少女」「さみしんぼう」という尾道三部作と言われる作品を手掛けられた方です。戦中に幼少時代を過ごされ、戦争を回避すること、平和を守ることを作品で訴えかけられておられたとのことです。

  若い人たちが未来を平和にしてくれると

  いうのが、唯一、戦争を回避する希望なんですと。

 戦争を回避するには、次世代の人たちに語り受け継いでもらうことが一番の方法なのではないかと訴えておられたように私は感じました。

 私は、そうした監督の平和への願いが込められているとは知らないまま、不思議空間の漂う映画をただ楽しんでいましたが。

 

 新聞記事では、大林監督のことばとして戦争について日常的に話すこと、平和についての一行詩を作ることを薦めておられることが書いてありました。日常的に戦争や平和を自分自身で自分の全てを使って感じることが学びであるとのことでした。

   自分で感じて学び、自分自身の考えを持って

   自分の言葉として発信して行動していく

これが大切。付和雷同するのではなく自分で学んで考えて行動することがすなわち平和を作ることにつながるのだと強く感じました。

 これって、宮北結僖先生の言葉そのものです。宮北結僖先生は

「私が指導するのはほんの一例。皆さんが一人ひとり自分で考えて自分の言葉で発信することが大切です」「自分が納得のいくまで突き詰めて考え、自分に響く言葉で話すから、相手にも響く言葉になるのです」「自分軸を持ちましょう」と講義をされています。

 自分自身の言葉で話すことがひいては平和に通じるのだと考え至った日曜日でした。